コンビニでたむろしていいのはこういう奴ら By Y平 - 多重人格

コンビニでたむろしていいのはこういう奴ら By Y平

 僕はコンビニでバイトなんぞしてるんすけども、本気で嫌いだ。何がって客が。
 そう言うと、ははーん、うっとおしい客多いもんねー。だなんて経験者がしたり顔でしたってくるので軽蔑の目線を発する。いや、もう、立ち読みがうぜーとか、商品の置き方がうぜーとか、態度がうぜーとか、すわり読みすんなとかそういう原初的なレヴェルじゃなくて、店に入ってくるだけでうざい。逆にお前何で働いてんの? ってレヴェルよ。

 そんな客嫌いの僕なんすけど、先ほどの話。何やら高校生のチョイ悪たちが、店の前で4,5人たむろしている。んで、僕は丁度モップを洗いに外の水道のところでジャブジャブやってる。その前で奴らがエンジンを切った原付に乗りながらだべっている按配。僕のジャブジャブ音をバックに、奴らの会話が響いてくる。

 ジャブジャブ。

「そろそろさー、新しい店、開拓しに行こうぜ」

「お~、どこよ」

「立山のマックとかは?」

「遠いよ」

「じゃ、松尾のマック」

「イマイチ」

「そいじゃ、間をとって島谷のマックはどーよ」

「あー、あそこよく島谷ギャングスとかがおるよ」

「マジ?」

「立山ビッグスピンとかもたまに」

「お前マニアックだよ」

「知らねーよ」

「常識だし」

「じゃあ名駅のマックでいんじゃね?」

「あえての名駅」

「あえての老舗」

「じゃあ行こうぜ」

「おう」

ビィイイイーンパタタタタタタ……ジャブジャブ。


 初めて客が好きになれた瞬間でした。

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 Y平 (31)

現在:
Androidプラットフォーム開発者。シナリオ作成も趣味でコンテストに
色々応募をしています。人形劇もやっています。

略歴:
2004年〜2009年 名古屋大学で人形劇サークルで活動後、作家を目指すも挫折。
2009年〜 札幌のモバイルの会社に勤めて適当にプログラミングやらに従事。
2012年 ヒューマンアカデミー シナリオライター講座受講。シナリオライターに。
2013年4月、妻と結婚
2015年8月、オモコロライターになる

作品暦:
「えんむすび」 子供映画製作ワークショップ2012最終候補
「思い出はとめたままに」 2012年南のシナリオ大賞 落選
「マリモの人形劇」アニメシナリオ大賞 選考中(2015年4月現在)
「しっくす・パックす!」第22回電撃コミック大賞 選考中(2015年4月現在)
「上から」コバルト短編小説新人賞 選考中(2015年8月結果発表)

好きな作家:
筒井康隆 綿矢りさ 星新一 藤子・F・不二雄 戸塚たくす

その他活動:
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